枯れてる男子

カレセン―枯れたおじさん専科

カレセン―枯れたおじさん専科

きたよーーー!枯れたおじさま専門、その名もカレセン!オヤジ好きの私をターゲットにしたとしか思えないこの雑誌。

格好ばっかりの、いわゆる“イケメン”にはまったく魅力を感じない。かといって、油っぽいギラギラしたオヤジも勘弁。なんとなく流行ってる感のある“年下男子”も、可愛いだけで、なんだか頼りない。
今、いちばん魅力的で、恋の駆け引きに疲れた女子の心を癒してくれるのは、人生の荒波で湯通しされて、すっかり油の抜け落ちた「枯れた」オジサマたち。

ええ、えぇ、まさに私がターゲットじゃないですか、マジで!
やっぱりね、会社で仕事しているときに、一生懸命仕事して、そのふとした表紙に背中が疲れて見えると萌えというか、ホロッとくるじゃない。癒してあげたいとか思うじゃない。その枯れ具合、母性を駆り立てる、みたいな。
ただね「いや〜、今日も残業しちゃったよ〜」と若い女の子相手に過労自慢してるオヤジはダメなのね。これじゃ「萎え」ですよ。あくまでさりげなく背中に哀愁漂ってる枯れてる人がいいのです。

ちなみに、これを読んで「オレも早く枯れてモテたい」と思う男子がいるかもしれませんが、「モテたい」と思うこと自体がすでに「枯れ」てないわけで、男性にとってはまさに禅問答のような女心の不可思議さよ、なのでした。

そうかそうか、私はオヤジ好きだけど不倫願望のある男と縁が無いのは相手が「枯れてる男子」だからなのか、そうか、なんだか納得。本屋で探してみよっと。