あけましておめでとうございます。
今年も淡々と本・DVDの感想を書いていこうと思います。
どうぞ、よろしくお願いします。


28日から淡々と家でDVDみてました。

東京タワー オカンとボクと、時々、オトン(2枚組) [DVD]

東京タワー オカンとボクと、時々、オトン(2枚組) [DVD]

単発ドラマも連ドラも未見ですが、忠実に原作を映像化してありました。それが良かったです。特に樹木希林親子でオカンを演じたのがよかった。年老いたオカンの表情に若い頃のオカンが重なってよりジーンときた。これは実の親子だからこそできる演出だわ。娘の内田さんはプラウディアのCM以外芸能人らしい活動は見たこと無いけれど演技が巧くてビックリした。もっと女優業してもいいんじゃないか?


個人的には小説の方より映画のほうが好きです。小説の方はリリーさんの下品な口調、言い回しがきになったし、ところどころ出てくる”だらなしなさ”がたびたびげんなりしたけど、映画はオダジョーの心地よいモノローグで、小説のほうで腹が立った学生時代の堕落具合も「男の子なんてこんなもんだなぁ」と思えた。松さんとの車のシーンは泣けた。

暗くならず、内容としても気軽に見れる作品。ただ、なぜ香里奈なんだろう…。演技もとくに巧くないし、この役なら岩佐真悠子の方が良かった。
香里奈さんは連ドラの主演をするそうだけど、事務所の力なんでしょうか。メディアとしてはそれなりに話題になってるけど、周りで香里奈さんの話題って全然聞かないんだよなー。
ちなみに、モデルとしての香里奈さんにも特に魅力をかんじません。
恋する日曜日 私。恋した [DVD]

恋する日曜日 私。恋した [DVD]

BS-iの「恋する日曜日」以上に静かな映画だったなぁ。主人公の病気というのも何か薄いかんじで”余命いくばく”という演出も薄かった。
堀北真希ちゃんを知ったのはまさに「恋する日曜日」の『電車』。ウエストの薄さに若さを感じたっけ。(当時は中学生だったのかな)絶世の美少女というわけではなかったけど魅力は確かにあった。

「普通に明日が来るなんて思わないで」「本気になればなんだって出来るじゃない」等の胸にグサッとくるセリフもあり、不倫だの誘拐だの、後半からストーリーが一気に進んできます。
私も「不倫」は否定派であり、四捨五入して30になった今でもそれは変わらない。どんな理由であれ”いけないこと”だと思うし、している人を軽蔑する。不倫をしている女側のセリフもキレイごとだけじゃなくて「気持ちもわかるけどね」という感じでよかったです。現実は厳しいものね。子供が父親を恋しがるからといってそのまま仮面夫婦を続けて、将来的に子供が幸せになるわけが無いし。
うーん、難しいです。

病気で死ぬ、という韓ドラのような暗さもなく、そこはさすがに「恋する日曜日」というタイトル通りちょっと甘酸っぱい仕上がりでした。が、特に映画にする必要もない地味なストーリーだったなぁ。