幸福な食卓

幸福な食卓

幸福な食卓

金原ひとみの後、この人の本でよかった。。本当に胸糞悪くなったから優しい本を読みたかった。友人が貸してくれたもの。偶然にも私が「図書館の神様」を読んでいたら彼女もテレビで瀬尾まいこを知って同じ本を読んでいたらしい。不思議。
夕方仮眠をとったせいか、押切もえ情熱大陸の刺激が強すぎたのか、眠りが浅い中モデルさんの夢をみつつ、トイレに行きたくなって起きたらそのまま目が冴えてしまって最後まで読んだ。
この人の本は悲しさと優しさと温かさが混在するような話が多いのかな。それでいて清々しい。丁度冬の朝のピンと張った空気の雰囲気。南Q太の「夢の温度」の雰囲気に近い。ハルの方の。
最後は悲しいけど、それでも温かさが残るんだよな。っていうか押切もえの恋人の死と続けてなので、胸が痛かった。最近死を描くものって多くない?それとも昔からよく描かれていたけど私が死に対して疎かっただけなのか。
大事な人が増えると死が怖くなる。今まで大事な人がいなかっただけなのかな。