2006-07-06から1日間の記事一覧
豊島ミホという作家は普通の若手作家のような独特の「苦悩と焦燥感」がなくてふとしたときの不安や、嫌悪感とか単純な文章で、言葉に出来ないような微妙な感情表現が上手い。単なる暗さだけじゃなくて、過去の懐かしさや、まぶしさ、切ない甘酸っぱさを感じ…
あまり本を読む気分でないときでも読み始めるとずるずると読んでしまうのは 豊島ミホが自分と同じような青春時代をすごしてきたからだと思う。 なんだろう。かすかな不安が残るような日々。 学校という空間の中で「劣等性」だった感覚。有象無象の中に放り込…