まほろ駅前多田便利軒

まほろ駅前多田便利軒

面白かった!!
直木賞ということで図書館で何気なく借りてきたものだけど続きが読みたくて読みたくてあっという間に呼んでしまった。
石田衣良の「IWGP」と同じようなミステリータッチの小説。
こちらは女性が書かれているせいか、個人的にはこちらのほうが読みやすくて
ところどころに良いセリフもあって心にしみた。キャラクターの心理描写も好み。
ドラマにしやすい内容だなぁ。というか映像で見てみたい。トヨエツなら多田も行天もいけるっぽいけど、竹野内の多田もいいかも。私の脳内ではルルは寺島しのぶ、行天の元妻は脳内で小林聡美でした。

「だけと、まだお前にはだれかを愛するチャンスはある。与えられなかったものを、今度はちゃんと望んだ形で、お前は新しくだれかに与えることができるんだ。そのチャンスは残されている」

「はるのおかげで、私たちははじめて知ることが出来ました。愛情というのは与えるものではなく、愛したいと感じる気持ちを、相手からもらうことをいうのだと」