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- 作者: 服部泰平
- 出版社/メーカー: 文芸社
- 発売日: 2005/03
- メディア: 単行本
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ドラマで玉山鉄二のシリアス演技に感動した記憶があるけれど、相手役が戸田恵梨香というのは覚えてなかった!もう一度見たいところだわ。
恋人と別れたばかりというのもあってか、明日突然愛する人と会えなくなるというのはとても切なく悲しいことだと実感した。逢いたいのにもう二度と会えない。今の現在「二度と会えない」ことなんて殆どないことだ。けれど戦前は会えないことが当たり前だったのだ。愛する人に「愛している」と伝えることができる有り難さ、尊さ、そういったものを教えられる。「必ず帰ってきます」という言葉がとても重い。
リストラ、引きこもり、現代の問題など盛りだくさんのドラマ化しやすい小説でした。ドラマで見たほうが分かりやすいかな〜。男性の文章ってやっぱり硬すぎる言い回しが多くて読みづらい。加えて奥さんの描写が浅くて物足りなかった。男性だからしょうがないのかな。
「愛する人が、生きてほしいと願う。その願いのほうが、見知らぬ誰かに死ねと命じるよりもはるかに重い。ことの軽重を見誤って死に急ぐな。」