読了

ハピネス

ハピネス

ロリヰタのような妄想ジャンキー(??)な内容ではなく、割と普通の男の子が主人公で、女の子も普通の大人しめの子という設定で安心して読めた作品。野ばら作品はで久しぶりのヒット。
『100回泣くこと』と同じく内容を知らずに読んだので、まかさダブルで『死』に触れるとは思ってなかった・・・。
でも、野ばらちゃんは人の死を描くことが上手だ。死んだ後の処理、というと変だけれどその後の〆方が、嫌味が残らずスッとした気持ちで読み終えることが出来る。
こういう部分が昔ハマってしまった理由だと思う。
『浄化』の仕方が上手い。そして死に意味を持たせること、伝えることが上手い。
野ばら作品にしては珍しく、ごくごく普通の「恋愛小説」だった思う。