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- 作者: watari
- 出版社/メーカー: 健康ジャーナル社
- 発売日: 2004/07/01
- メディア: 単行本
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「ウリナリ!」でおなじみだった社交ダンスの先生の闘病記。
まさかあのハイテンションで明るい先生がうつ病だったとは。
図書館の検索で偶然見つけた本。
ダンス部復活のとき、ダンスの先生が変わっていて
「あれ、何でわたり先生じゃないの?」と思った記憶がある。
まさかこんなことになっていたなんて。
自分の生い立ちから闘病のことからのエッセイというべきか。
やっぱり親との関係は大事なものなのだとこの本を読んで思った。
この方のお母様もうつ病で亡くなっているらしい。
それがきっかけで病気になったそうなのだけれど
元々の性格もうつ病になりやすいものだった。
この人の文章を読んでいて、何となく恋人君に似てるなと思う部分があった。
何と言うか「勉強が出来そう」なところが。
この方も重度のうつ病で、闘病期間は5年。
なので恋人君の病気のことも「もう3年半」と悩むこともないと思った。
案外読みやすいもので1時間ちょっとで読んでしまった。
これだったら患者本人も読めないことはないかも。
不思議なことに、うつ病を克服した人がよく言っているのを見かけるのだけど
「うつ病になって、本当によかった」と、この方も仰っている。
恋人君もいつかそう思うようになってくれるのだろうか。