陰日向に咲く

陰日向に咲く

うわさには聞いていたけど、意外にもちゃんとした短編集で、会社で読んだことを後悔した。な、涙が、滝のように流れそうで読むのをやめたよ。あぶねー!オタクな思い込みの激しい主人公たちが沢山でてきて、結構私好みでした。ひとりさんにまた小説書いてほしいなぁ。
リリイの籠

リリイの籠

つい最近のことのように感じる女子高生時代もいつのまにか10年も前のことで、実際、感情移入してしまったのはポニーテールの先生。私も学生時代はくせっけ&剛毛というコンプレックスがあって、サラサラストレートに憧れてたよ。
私は女子高ではなかったので、女子高という名の大奥的世界を知らないのですが、美術系コースで3年間一定クラス、男女比率2:8という環境だったので、保守的に過ごそうとする気持ちはよく分かるよ。とりあえず誰かひとり相手がいさえすればいい、グループ分けに漏れさえしなければいい、お弁当食べる仲間が居ればいい、休みの日まで遊ぶのはゴメンだ、みたいな。そのおかげで連絡とる人は一人しか居ないけど。*1
クラスを牛耳っている女子は確かに居て、いつも目をギロギロさせてたっけ。目が大きくてクリクリしてたんだけれど、いつも瞳がくすんでた。あんな瞳、いまだに二人と見たこと無い。。。媚びるとこは媚ったり人当たり調子はいいけど、人を攻撃したり馬鹿にしたりで、性格の根っこが腐ってるタイプだった。どんな人間でも「根はいい人だよ」という言葉でフォローできるもんだと思うんだけど・・・。

*1:その子ですら滅多に会わない