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- 作者: 嶽本野ばら
- 出版社/メーカー: 朝日新聞社
- 発売日: 2004/10/15
- メディア: 単行本
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恋愛に対して『勇気』が必要というのは、何だか納得してしまった。片思いの場合だけではなくて、二人で歩んでいくには色んな壁を乗り越える『勇気』が必要だもの。勇気が湧いて来ない時点で恋愛は終わってしまう。*1
誰だって、臆病なのです。そしてそれに打ち克ちたいと思っているのです。恋する力は、唯一、それを克服させてくれる勇気をもたらしてくれるのです。お互いのことを想い描く時、常識外れの勇気を渡し、貰える相手でなければ、恋人という特殊な関係にならなくて宜しい。
女と男では恋愛に対する覚悟が違うっていうのも納得。最後の最後で怖気ずくのは男の方だものね。「傷つけたくない」という”偽善的”な言葉を吐きつつ、そのくせ、時が経って忘れた頃に「あのときは酷いことをしたなぁ、あの子は今でも俺のこと・・・」と”いい思い出”として懐かしむという男の愚かさ。お前のことなど思い出しもしないっつーの!氏ね!っていうのが女の冷たさ。
嗚呼、男子も恋をするならもう少し覚悟して臨んで欲しいですよね。ジタバタするんじゃねーよ。男なら・・・ねぇ。
全然関係ありませんが、この本の著者近影がカッコいいです。
*1:そんなわけで恋人と別れました