脱落

クジラの彼

クジラの彼

図書館戦争」が話題なのでとりあえずこの本から読んでみたんだけど、ライトノベル的なノリで「ん??」と思ってwikiで調べたらやっぱそちら系の出身だったのね。名前から男性だと思っていたら女性で、しかもライトノベル系。予想外以上の予想外。
読みやすいんだけど、豊島ミホとは違う種類の「乙女の妄想」が抜けない。本人もあとがきに思いっきりさらけ出したというようなことを書いていたんだけど、どうも好みじゃない。代表作の「クジラの彼」は中々良かったと思う。社会に出た事のある女性ならこのモヤモヤやイライラする気持ちは覚えがあるんじゃないだろうか。けれど2つ目の「ロールアウト」の終わり方が『なんじゃそら!少女マンガか!」とトシのようにつっこみたくなってしまった。しかもトイレトイレトイレ。話自体は面白かったけど最後の締め方がどうにもこうにも・・・。それこそ中高生が読む少女マンガチック。仕事をバリバリする描写は好感持てるんだけど恋愛の妄想に関しては少々鳥肌が立つ。


話変わるけど、豊島ミホは少女マンガ家希望だったわりには「少女マンガのようだ」という感想はみたことないんだよな。島本理生はそんな感想をしょっちゅう見かけるケド。
あ、豊島ミホは少女マンガじゃなくて、恋愛モノの少年漫画に近いかも。桂正和とか。
っていうか、島本さん、ご結婚されたのね。ビックリしたよ・・・。芸能人の結婚報道よりビックリした。