親兄弟も所詮は他人

地獄を極楽にする方法

地獄を極楽にする方法

美輪様著作2冊目。タイトルは仰々しいけれど中身は人生相談でした。
今流行りの江原啓之氏と同じことだけど、お二方とも書かれてるのは「当たり前」のことなんだよね。当たり前のことを改めて読むことでハッとするわけだけども
「こんなこと自分で考えろや!」ということまで相談している人も多くて、客観的に物事を捉えればわかることなのに・・・。
江原さんがテレビで散々「想像力が無い人が多い」と口にしてるところを見かけるけど、つまりそういうことなんだろうなぁと。


恋人君が病気がしんどいにも関わらず兄弟のことを心配して、さらに病状を悪化させているわけだけれども、かといって恋人君が困ったとき兄弟は助けてはくれない。所詮は「他人」ですからね。どうも恋人君は人を受け入れやすい人間で困る。どうでもいい奴に対しても優しい。というか、人に対して優しい。(反面厳しい部分もあるけど)
私は親にしても友達に対しても「幸せになって欲しい」っていう発想自体なくて、かといって自分だけ幸せになりたいとかそういうわけではなくて結局他人に興味が無い、根っからの「人付合いは6割」な人間なんだと思う。(家に友達呼ばないしな)
でも、恋人君に関しては付き合い始めた頃から「彼には幸せになってほしい」と思う。将来隣にいるのが私でなくても。


恋人君の問題に関しても、それなりに解決策があるけれど、病気のせいもあって彼自身の決断力もなければ、実行に移す気力すらない。もうちょっと図々しい人なら生きやすく慣れるのになぁとよく思う。